Q11・キリスト教の葬式に出るのですが、アドバイスは?

A11・キリスト教の葬式は「いのち」の付与者である神様を讃え、ご遺族をお慰めする場です(Q10、A10参照)。

神礼拝の場であり、折々に「黙祷」の姿勢を取りますが、神様への(讃美、感謝の)祈りであり、慰霊、鎮魂の祈りではありません。死者の魂(いのち)は、亡くなった瞬間に神様の御許にあり、「魂がこの世を彷徨っているので天国に送る式、慰霊式、鎮魂式」の意味、思想はありません。遺体や遺影への拝礼や合掌、呼びかけもしません。

ご遺族には、天国という苦しみも悲しみ痛みもない世界に憩う幸いを、天国で再会出来る希望をお伝えしましょう。「お悔やみ申し上げます」「ご愁傷様です」・・・等の言葉は用いません。

「献花、飾花」が行われる場合ですが、「焼香」の代わりではなく、死者に手向けるものでもありません。「飾り」とご理解下さるとよいでしょう。

弔慰金の表書きは「お花料」とします。死者や霊、魂に供えるのではありませんから「ご霊前」「ご仏前」・・・等の表記は用いません。

 

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